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2019-05-14
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あれは令和元年5月13日の事でした。香港のMTRが列車事故を起こして、お客様にご迷惑をお掛けしたとの事で、乗車料金を子供料金にてご提供する3日間の期間の最終日であった。普段行くことのない香港島の行ったことのない駅へ行こうと。できれば、駅から近い場所にあるラーメン屋さんで食事ができれば、尚良いと。『ひのとり』とひらがなで表記された看板。上環、西営盤、香港大学(HKU)、堅尼地城の港島ラインの某駅前より徒歩3分の場所にそれはあった。店主は白髪が良く似合う物静かな方であった。店の切り盛りは、白髪の店主と色白の女性店員が一人のみ。普段は行列のできるラーメン屋との事であるが、小生がお伺いした時間には客数は疎らでカウンター席には、小生ただ一人であった。ラーメン屋にはお冷が定番であるが、この店はいい温度加減の番茶が振舞われ、飲み干すごとに店員さんがお茶を入れてくれるというスタイルである。博多豚骨ラーメンの店との事であったが、醤油豚骨ラーメン、麺硬め、ねぎ多めの定番で攻めてみた。チャーシュー、メンマ、ネギ、キクラゲ、煮卵、魚粉が盛られ、麺は縮れ麺。ラーメンが盛られたラーメン鉢には『ひのとり』(鳳凰)が
カウンター席には、小生ただ一人であった。ラーメン屋にはお冷が定番であるが、この店はいい温度加減の番茶が振舞われ、飲み干すごとに店員さんがお茶を入れてくれるというスタイルである。博多豚骨ラーメンの店との事であったが、醤油豚骨ラーメン、麺硬め、ねぎ多めの定番で攻めてみた。チャーシュー、メンマ、ネギ、キクラゲ、煮卵、魚粉が盛られ、麺は縮れ麺。ラーメンが盛られたラーメン鉢には『ひのとり』(鳳凰)が描かれている。日本人が幼少の頃から慣れ親しんでいるラーメン鉢。見るだけでホッとする。銭湯のタイルに描かれた富士山を観ながら湯船に肩まで浸かって10数えるあの感じ。高菜、紅生姜、白ゴマを薬味として、混ざり合う味の芸術作品。白髪の店主のバンダナと店主の好みの音楽と整然とした厨房と。正に、アトリエに相応しい。フランチャイズ化されたラーメン屋が数多くある中で、頑なまでに日本人の店主の矜持が感じられる店に出会うことはなかなか無い。最後に小生が中華そばという観点から、また、個人的嗜好を書き記す。第一旭と新福菜館の醤油ラーメンである。
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